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Q&A

Q1.
どの型式のMRI装置で検査可能なのですか?
Q2.
MRIの検査方法・条件に制限はありますか?
Q3.
条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)であることの確認はどうすればよいですか?
Q4.
ペースメーカやICD・CRT-Dには、併用医療機器に対して放射線治療は「併用注意」、X線透視撮影および CT撮影時は「使用上の注意及び併用注意」がありましたが、条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)ではどうですか?
Q5.
検査に関して、診療放射線技師の資格があれば問題ありませんか?
Q6.
検査時の注意事項にはどのようなことがありますか?
Q7.
磁場によって何らかのリスクがあるのでしょうか?
Q8.
静磁場の向きに関係しますか?
Q9.
静磁場、傾斜磁場、高周波磁場の各々により誤作動はしないのですか?
Q10.
MNS(Multi Nuclear Spectroscopy)は検査可能ですか?プロトン以外の核種について可能ですか?
Q11.
ペースメーカやICD・CRT-Dの設定変更は MRI室内やMRI患者テーブル上でできますか?
Q12.
撮影時のコイルシステムの制限はありますか?
Q13.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)をMRIモードにせずにMRI室に入りました。大丈夫でしょうか?
Q14.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)システムは MRI検査中の時間制限や実施時間の総時間制限はあるのですか?
Q15.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)システムは患者様が発熱している状態での検査制限はありますか?
Q16.
フルボディスキャンタイプのペースメーカとパーシャルスキャンタイプのペースメーカの見分け方はどうすればよいでしょうか?
Q17.
フルボディスキャンタイプのICDとパーシャルスキャンタイプのICDの見分け方はどうすればよいでしょうか?
Q18.
フルボディスキャンタイプのCRT-DとパーシャルスキャンタイプのCRT-Dの見分け方はどうすればよいでしょうか?
Q1.
どの型式のMRI装置で検査可能なのですか?
A1.
1.5Tトンネル型 全身スキャナのMRI装置のみです。
Q2.
MRIの検査方法・条件に制限はありますか?
A2.
検査方法、シーケンスに制限はありませんが、撮影条件は少なくともSARは「通常管理操作モード」又は「第一水準管理操作モードの範囲内である必要があります。(詳細な条件は IEC60601-2-33(JIS Z4951)規格で規定。1軸の傾斜磁場≦200T/m/s、全身SAR≦4.0W/kg、頭部SAR≦3.2W/kg、RF励起周波数63.8MHz±0.5MHz)また、使用するデバイス及びペーシングリードにより撮像条件が異なります。
Q3.
条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)であることの確認はどうすればよいですか?
A3.
条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)を植え込んだ患者様には、医師の確認の下、条件付きMRI対応カード(患者IDカード)を発行します。このカードは患者様が常に携帯し、MRI検査時には提示することが関連学会で定めたMRI検査実施条件※に記されています。また、植え込まれた機器が条件付きMRI対応システムであるかどうかを確認するための検索サイト をご用意しています。ペースメーカ手帳・ICD手帳・CRT-D手帳または条件付きMRI対応カードに記載されているシリアル番号で検索することができます。
MRI 対応植込み型不整脈治療デバイス患者のMRI 検査実施条件 (132KB)
Q4.
ペースメーカやICD・CRT-Dには、併用医療機器に対して放射線治療は「併用注意」、X線透視撮影および CT撮影時は「使用上の注意及び併用注意」がありましたが、条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)ではどうですか?
A4.
従来と変わりません。
Q5.
検査に関して、診療放射線技師の資格があれば問題ありませんか?
A5.
関連学会の定める施設基準・実施条件に記されています。この「施設基準」の中に「磁気共鳴専門技術者あるいはそれに準ずる者が配置され、MRI装置の精度および安全を管理していること」となっており、「実施条件」の中には「MRI 対応CIEDs 装着患者のMRI 検査を実施する前に、関係する循環器医師,放射線科医師,診療放射線技師注2),ならびに臨床工学技士注3)の各々が所定の研修を修了していること」となっております。
「実施条件」には注釈による補足説明があり、「診療放射線技師または臨床検査技師」となっています。
Q6.
検査時の注意事項にはどのようなことがありますか?
A6.
チェックリストに従って、すべての項目をご確認ください。また、MRI検査時は、心電図またはパルス酸素濃度計のいずれかを使用して、患者様の血行動態を監視する必要があります。詳細はウェブサイトの『MRI検査マニュアル』をご参照ください。
Q7.
磁場によって何らかのリスクがあるのでしょうか?
A7.
MRIがぺーシングシステムに及ぼす潜在的リスクとして、リードの発熱、意図しない心刺激、デバイスのオーバーセンスやそれに伴う刺激抑制、マグネットレスポンスやマグネットによるリセット等が考えられます。詳細はウェブサイトの『MRIがぺーシングシステムに及ぼす潜在的リスク』をご参照ください。
Q8.
静磁場の向きに関係しますか?
A8.
関係ありません。
Q9.
静磁場、傾斜磁場、高周波磁場の各々により誤作動はしないのですか?
A9.
ペースメーカやICD・CRT-Dの誤作動を避けるために、MRI実施中はMRIモードと呼ぶ専用モードにプログラムするように設計されています。このモードでの誤作動は確認されていません。
Q10.
MNS(Multi Nuclear Spectroscopy)は検査可能ですか?プロトン以外の核種について可能ですか?
A10.
基本的にスペクトロスコピー検査は可能ですが、それぞれの撮像条件内で実施する必要があります。具体的には、1軸の傾斜磁場≦200T/m/s、全身SAR≦4.0W/kgまたは≦2.0W/kg、頭部SAR≦3.2W/kg等。また、プロトン以外の核種では使用ができません。使用するデバイスの組み合わせによりMRI撮像条件が変わります。MRI撮像条件またはMRI検査マニュアルをご参照ください。
Q11.
ペースメーカやICD・CRT-Dの設定変更は MRI室内やMRI患者テーブル上でできますか?
A11.
できません。プログラマは MRI対応ではありませんので MRI室の外で使用ください。
Q12.
撮影時のコイルシステムの制限はありますか?
A12.
ペースメーカのフルボディスキャンタイプ(条件1)の場合はペースメーカシステムの植え込まれた部位にローカル送信専用コイル/ローカル送受信コイルを配置しないでください。
ペースメーカのパーシャルスキャンタイプ(条件2)の場合はローカル送信専用コイル又はローカル送受信コイルは第1頸椎以上に、又は第4腰椎以下に配置してください。
ペースメーカのパーシャルスキャンタイプ(条件3)の場合はローカル送信専用コイル又はローカル送受信コイルは頭部、下肢(ただし、臀部を除く)、手首に限って配置してください。使用するデバイスの組み合わせによりMRI撮像条件が変わります。MRI撮像条件またはMRI検査マニュアルをご参照ください。
ICD・CRT-Dはスキャンタイプにかかわらず、すべてのスキャンタイプで、ローカル送信専用コイル又はローカル送受信コイルは頭部、下肢(ただし、臀部を除く)、手首に限って配置してください。
Q13.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)をMRIモードにせずにMRI室に入りました。大丈夫でしょうか?
A13.
不可です。セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)は MRIモードに切り替えることにより 1.5TのMRIに対応しています。切り替えない場合は、従来の MRI禁忌のペースメーカ及びICD・CRT-Dと同じです。
Q14.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)システムは MRI検査中の時間制限や実施時間の総時間制限はあるのですか?
A14.
ペースメーカのフルボディスキャンタイプ(スキャン条件1)は撮像時間の制限はありませんが、それ以外のペースメーカのパーシャルスキャンタイプやICD・CRT-Dのすべてのスキャンタイプについては1回の撮像につき最大30分までとし、初回検査終了後、30分経過するまでは次のMRI検査は実施できません。
Q15.
セント・ジュード・メディカル社製条件付きMRI対応心臓植込み型デバイス(ペースメーカ・ICD・CRT-D)システムは患者様が発熱している状態での検査制限はありますか?
A15.
平熱で、体温調整に異常がないことを確認してください。
Q16.
フルボディスキャンタイプのペースメーカとパーシャルスキャンタイプのペースメーカの見分け方はどうすればよいでしょうか?
A16.
患者様のお手持ちのMRIカードをご確認してください。フルボディスキャンタイプは緑色のカードを、パーシャルスキャンタイプは赤色のカードを所持しています。詳しくはMRI検査マニュアルまたはMRI撮像条件をご参照ください。
Q17.
フルボディスキャンタイプのICDとパーシャルスキャンタイプのICDの見分け方はどうすればよいでしょうか?
A17.
患者様のお手持ちのMRIカードの色はフルボディスキャンタイプとパーシャルスキャンタイプともに紫色です。MRマークの上に「胸部不可」と書かれている患者様はパーシャルスキャンです。「胸部不可」と書かれていない場合も、ICDの場合はペーシング状態によってフルボディスキャンが行えるかどうか異なりますので、必ずMR検査時のMRI設定のページングモードをご確認ください。ペーシングモードがOFFでかつ「胸部不可」と書かれていないカードをお持ちの患者様についてはフルボディスキャンが行えます。詳しくはMRI検査マニュアルまたはMRI撮像条件をご参照ください。
Q18.
フルボディスキャンタイプのCRT-DとパーシャルスキャンタイプのCRT-Dの見分け方はどうすればよいでしょうか?
A18.
患者様のお手持ちのMRIカードの色はフルボディスキャンタイプとパーシャルスキャンタイプともにエメラルドグリーン色です。MRマークの上に「胸部不可」と書かれている患者様はパーシャルスキャンです。詳しくはMRI検査マニュアルまたはMRI撮像条件をご参照ください。